元金均等返済とは

元金均等返済は住宅ローンなどでよく用いられる返済方法です。借入金の元金を均等割りにし、その残高に利息を付して支払うというもので、この方式による返済を「元金均等方式」または「元金均等返済方式」といいます。

当初の返済額は多いものの、支払いが進むにつれて元金が減っていくのに従って返済額が小さくなるという特徴があります。


この元金均等返済方式と同じように住宅ローンの返済によく使われる返済方式として元利均等返済が挙げられます。

元利均等は毎回の返済額が一定になるように計算された返済方法で、長期的な返済でも計画が立てやすいという特徴を持っています。


しかし両方式の総返済額を比べると元金均等のほうが少ないというメリットがあるのです。大きな金額の借入をする場合、比較的資金にゆとりがあるのなら、元金均等返済方式の融資を選ぶとそのメリットを活かせるでしょう。


元金均等返済の仕組み



元金均等返済の「元金(がんきん)」とは利子を含まない借入金の金額、「均等」とはその元金を均等に割るという意味です。次に元金均等返済方式の仕組みについて、シミュレーション事例を挙げて見ていきます。

元金均等返済の例:借入金1000万円/年利3%/10年間で返済のケース



元金均等返済では毎回の元金分の返済額は一定です。上の表では「元金分」の8万3333円がそれで、借入金1000万円を返済期間10年間(10年×12カ月=120回)で均等割りした金額となっています。この元金分は返済1回目から最終の120回目まで変わりません。

一方、毎回支払う利息分は借入金残高から計算されますので、元金を返済すればするほど(元金が減れば減るほど)少なくなっていきます。その計算式は以下のとおりです。


借入金残高×実質年率(%)÷365(日)×30日=毎回の支払利息(円)


この計算式を上記の事例に当てはめると次のようになります。

1回目の支払利息
10,000,000円×0.03%÷365(日)×30日=24,657円(※)
(※上記の事例表では四捨五入して25,000円)

1回目の利息は2万5000円であるのに対し、3回目は2万4583円、5回目は2万4167円…と続き、30回目では1万8958円、50回目では1万4792円、100回目では4375円、最終回では208円というように次第に減っていきます。

それに伴い毎月の返済額も8万3333円という一定の金額に利息分がプラスされるわけですから、返済が進んでいくほど減少していくというのが元金均等返済という方式なのです。

元金均等返済のメリット

元金均等返済には3つの大きなメリットがあります。

(1) 借入金残高が確実に減少する



元金が一定な元金均等返済では、定額の元金部分は常に返済額に充当されます。そのため、借入金残高は返済が進むに従って確実に減少していくというメリットを持っています。

返済方式によっては利息分を先に支払うため返済が進んでも元金があまり減らないというケースもありますが、元金均等返済ではそのようなことはありません

(2) 毎月の返済額が簡単に設定できる

元金均等返済の返済額は借入金総額を支払回数で割ると容易に導き出せます。そこから自分に合った毎月の返済額を先に設定し、支払回数を決めるという逆計算も簡単にできて便利です。

しかも支払が進めば返済額も減っていくわけですので、無理のない返済計画を立てることも可能でしょう。

(3) 元利均等返済よりも支払総額が少ない

住宅ローンなどでよく用いられるのが元金均等返済と元利均等返済という2つの方式です。元金均等返済はもう1つの元利均等返済という方式よりも返済総額が少なくて済むというメリットがあります

たとえば住宅ローンで3000万円を年利3%で借りた場合、元金均等返済の総返済額は約4550万円であるのに対し、元利均等返済方式では約4360万円と200万円程度の差が出てしまうのです。


元金均等返済には返済当初の毎月の返済額が高めであるというデメリットもあります。それは元金分の返済が常に一定で、毎回の借入金残高対して利息分を支払うことから、当初の返済額が高くなってしまうという問題です。

住宅ローンのように高額の借入金を長期にわたって返済する場合、将来の生活設計を見据えた計画を立てたうえで返済方式を選ぶ必要があるでしょう。

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